市民が森を“健康診断” 篠山市が11月に計画

2012年08月05日

 篠山市は、 森が健康かどうかを市民が診察する 「森の健康診断」 のイベントを11月に計画している。 人の手によってスギやヒノキなどが植えられた人工林が診察対象で、 森林内の土壌や植生、 木の太さなどを調査し、 そのデータに基づいて健康かどうかを判断する。 同イベントを担当している市農都創造課 (079・552・6580) は、 「このイベントが、 市民の森への関心度を高め、 山へ足を運んでもらえるきっかけになれば」 と話している。

 篠山市によると、 市の面積377・61平方キロの内、 約70%が森林で、 さらにその約30%を人工林が占めているという。
 森の健康診断は、 特別な道具を使わず、 誰でも科学的な人工林の状況調査ができるようにと、 愛知県の 「矢作川水系森林ボランティア協議会」 が編み出した手法にならう。 2005年に矢作川上流で始まった 「森の健康診断」 は、 現在では全国に広がっており、 子どもによる森の健康診断も盛んに行われているという。
 同協議会では健康な人工林の定義を、 ▽植えた木以外の植物がたくさんある▽木と木の間が広い▽土がふかふかしている―などとしている。 健康診断の大まかな手順は、 ①健康診断をする森とその区域を選定②腐葉土の範囲と厚さなどを調べる③低い木や草の植生を調査④枯れ木や竹がないかをチェック⑤植えられた木の太さや高さを測る―。
 市は現在、 同イベント参加者の指導役を担うリーダーを養成しようと、 9月2日午前9時から、 篠山市川原の県立ささやまの森公園で開く 「リーダー養成講座」 の参加者を募集している。 一般参加者の募集 (定員40人程度) は、 10月ごろから開始する予定。
  「『山の手入れがなされず、 荒れている』 という言葉を近年よく耳にするが、 どのように荒れているのかなど、 現在の山の状況を市民の皆さんに知ってもらいたい」 と同課。 「このイベントでの学びや気づきが、 里山保全活動などに向けた、 次の行動への足がかりになっていけば」 と期待している。
 

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