米国人女性が蔵人に 西山酒造場のケリーさん

2018年04月04日

写真・酒造りの中で最も好きな作業という櫂入れに取り組むケリーさん。「1時間続けて作業しても平気」と笑顔=西山酒造場で

 アメリカ出身のカミンスキー・ケリーさん(27)が、西山酒造場(兵庫県丹波市市島町中竹田、西山周三社長)で蔵人として酒造りに力を注いでいる。昨年8月に入社し、12月に正社員登用されたばかりで、同社では初のアメリカ人女性蔵人。元ALT(外国語指導助手)という経歴を持ち、酒造りの現場では流ちょうな日本語で杜氏や蔵人と専門用語を交え会話している。他の蔵人とともに、日本酒独特の一連の製造工程の多くを任されており、「いつかは杜氏になりたい。和食だけでなく、どんな料理にも合う日本酒を世界に発信したい」と話している。

 朝の仕込みの準備から1日が始まる。当日に仕込む麹を専用タンクに入れたり、前日に仕込んだ麹の高さを均一にする「盛り」の作業などに取り組む。酒米や麹、水などをタンクに入れ、櫂を使って攪拌する「櫂入れ」も積極的に行っている。

 フロリダ州出身。高校時代、授業で外国語の履修が義務付けられており、あえてなじみのない日本語を選択した。「難しいことにチャレンジするのが好き。漢字もかっこいいと思っていた」と笑う。日本にホームステイした際には、日本人の優しさや、おもてなしの精神に魅せられたという。

 大学卒業後、母国でバーテンダーの仕事に就いたものの、「日本が恋しくなった」と言い、ALT募集のプログラムに応募。数年間、京都市の高校などで勤務した。

 次なる道を模索し、キャリアフェアに参加したとき、外国語指導の募集がほとんどだった中、西山酒造場の求人があった。バーテンダー時代に地ビールをつくってみたいと思っていたこともあり、酒造りの世界に飛び込んだ。
 

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