「心に染みる春」

2018年04月19日

 娘からこんなメールが来た。「今日お客様に笑顔を褒められた。きっと素敵なご両親なのね、って言ってもらえたよ!」彼女は大阪でネイリストをしている。大学を卒業してから働いて貯めたお金で勉強をして、今ようやくお客様に施術できるようになった。

 「でも何にも恩返しができていないんですって言ったら、親は子どもが毎日楽しく暮らしているだけで幸せだから、いっぱい楽しく過ごしなさい、そして、それを伝えてあげなさいって」「本当に途中であきらめずにネイリストになれて良かったと思う!まだまだ下手だけど自分のことかっこいいって、ちゃんと頑張れてるって思う。ありがとう!」

 彼女は小さい頃から手先が器用で、細かい絵を描くことが好きだった。家族はそれを見ていて、それを活かす仕事と出会えたらいいのになぁと思っていた。自分の好きな道を歩けるようになるまで、紆余曲折したが、その時の経験も全て今に生かされている。つくづく人生に不必要なことなどないと思う。迷い悩みながら歩いた道も全部自分の一部となる。

 その素敵な言葉をかけてくださった女性は、永遠の28歳を謳歌されている方で、ご自分の娘さんにはやめなさいって言われているようだけど、と娘は笑っていた。たくさんの方に出会って、本当に多くのことを勉強させていただいている。道に迷っている間はこんな感謝の言葉は出てこなかった。娘の「ありがとう」という言葉が、心に染みる春となりました。
 (土性里花・グループPEN代表)

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