映像制作業・農業 橋本豊彦さん(篠山市遠方)

2018年04月01日

途上国で映像の力知る

 篠山産業高校を卒業後、専門学校で映像制作を学び、フリーランスとして活躍。その後、丸10年にわたってアジアの開発途上国を転々としながらその技術を伝えてきた。篠山に戻り、代々受け継がれた農地を耕しながら、地域の魅力や人の営みを撮り続けている。

 フリーになってからは職人的な技術を必要とするフィルムカメラにこだわり、CM撮影などを手掛けた。ただ景気の低迷で仕事が減少。そんな頃、目に留まったのが、カンボジアで映像技術を指導する青年海外協力隊の募集チラシだった。

 カンボジアでは現地のNGOに派遣され、男女格差の是正、薬物中毒など社会問題を題材にした教育ドラマ、情報番組を担当。任期終了後もJICA(国際協力機構)の短期ボランティアでブータン、タイ、ラオスなどで技術指導や観光振興のプロジェクトを進めるスタッフとして参画した。

 字が読めない人が多いカンボジアでは映像が効果的で、メディアの力のすごさに気付いた。海外で活動しながら通信教育で日本の大学の学士を取得。タイ・バンコクにある大学院の門を叩き、社会的弱者などが必要としている情報を、どのように効果的に伝えるかを学んだ。今も映像の細部にその時の学びが生きている。

 篠山においても農業の魅力をPRしたり、伝統行事を記録に残すなど映像の可能性を感じている。「仕事を融通しあえる仲間を増やす」のが当面の目標。技術指導などで、市内各地域に出向くことも増えた。「いろんな地域を見ておくことは将来への引き出しが増える。映像の仕事も農業も、まだまだこれからです」。48歳。

電子書籍 新刊情報

携帯でパチリ

美しい共演

(6月16日)

あなたも参加しよう

あなたも丹波新聞作りに参加しませんか? ツイッターでは、丹波の出来事にハッシュタグ「#tanba」をつけてツイートして下さい。トップページでツイートを拾っています。
QR「携帯でパチリ」への応募作品は。本誌上でも紹介いたします。掲載用ニックネーム、お名前、タイトルを併記して、丹波新聞社までメールしてください。