丹波おおやま里山オーナー会顧問 山本隆之さん(篠山市東岡屋)

2018年03月25日

里山整備活動に汗流す

 篠山市大山新の約3・2ヘクタールの山林で里山整備活動に汗を流している。15人ほどの仲間と、下草刈りや除間伐を進め、荒れ果てた薄暗い森を木漏れ日が差し込む森へと変え、生物の多様性を促している。また、間伐材を利用して、山小屋や汲み取り不要のバイオトイレなどを建設。養蜂やキノコの原木栽培も楽しんでいる。地元の祭礼にも積極的に参加しており、学校の環境教育支援にも携わっている。

 65歳で大手化学メーカーを退職。第2の人生の歩き方を考えていた2003年、荒廃が進む篠山の里山を再生しようと、土地所有者から借りた山林を都市部の住民に貸し、地域との交流も進めていく目的で大山振興会が募集した「丹波おおやま里山オーナー制度」に応募した。定員25人のところに約80人が殺到したが見事当選し、森との付き合いが始まった。

 サラリーマン時代は豊中で暮らし、ギャンブルにネオン街と、森や自然とは無縁の生活を送ってきた。「妻からは、あなたの遊んだお金でほかにも家が建てられたわ、と嫌味を言われています」と苦笑い。

 森通いをするのは初めてではなく、故郷の島根県で18歳からの2年間、林業に従事した。「山に入ると45年前の感覚がよみがえった。木の切り倒し方、枝の落とし方、皮むき、植林の方法など。そしてどのようなとき、どこに危険が潜んでいるのかということも」。

 80歳。5年間務めた里山オーナー会長のバトンを昨秋、後進に渡した。林床を踏みしめる足取りはまだまだ軽い。12年前に仲間と植えた栗が、ようやく昨年から実をつけ始めた。「継続は力なり。ますます里山が面白くなってきた」。

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